書評まえがき ※ネタバレ注意

本記事は、「ユダヤの商人 世界経済を動かす」著者 藤田 田(デンと発音して下さい。)氏の本について掘り下げています。
既に読まれた方が多いかと存じますが、あくまで自分自身の経済的発展と人間的成長。
つまりお金に慕われる人間になる為に、本書に書かれたお金儲けのノウハウと哲学を、自分の場合と置き換えながら頭に叩き込み、見直し実践していく為に書き綴っています。
藤田 田氏の言葉と私ギャランの解釈が入り乱れておりますので、まだ読んでいない方や、無駄な考えが不必要な場合は、本記事は読まずにオリジナルをお買い求め下さい。
カバー新訂されたものが発売されていますし、中古品なら当時のものも手に入るかと。
もちろん電子書籍で手に入れる事もできますので悪しからず。
現金主義の徹底
ユダヤ商法の考え方についてこのように藤田 田氏は教えてくれた。
天変地異や人災から、彼の明日の生命や生活を保障するのは、現金以外には考えられないのである。
ユダヤ人は銀行預金すら信用しようとしない。
現金一本槍である。
出典:P27 現金主義に徹しろ
徹底した現金主義からユダヤ商人の強さの秘密を感じる事ができた。
信じられるものは手元の現金のみ。
福本伸行氏の漫画「金と銀」でもあった名シーン
「成長したかったら預けるなんてとんでもない 金は手元に置け 抱いて眠れ……!」
「ただ持っているだけで鍛えられる。」とギンさんが森田に言っていたのを思い出す。
数字に強いユダヤ商人たちが、様々なリスクを計算し警戒しているのだ。
明日の保障なんてどこにもない。
薄皮一枚下のリスクをこれほどまでに身近に感じながら商売を行なっている彼らに対し、ヘラヘラと迷い込んだようなビジネスマン程度で太刀打ちできるわけがない。
信じる者は、自分と現金のみ。
これぐらいのシビアな感覚をもってこそ、金を稼いでいく姿勢が整うというもの。
自分に課したルールと併せて、現金に対する考え方を強化していかなければならない。
そうでなければ、金儲けなど夢のまた夢。
絵空事で終わってしまう気がしてならない。
現金に換算して物事を考える
ユダヤ商人は、商取引を行なう相手に対しても「現金主義」で評価をするという。
- あの男はキャッシュにすると今いくら持っているか。
- あの会社を今日キャッシュに換金するといくらになるのか。
徹底した「現金主義」は数字を常に取り入れているユダヤ商人の公理なのだ。
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第1ヶ条【78対22の宇宙の法則】を活用し考え方を一新する。【ユダヤの商法/藤田 田】
ユダヤ人の数字バランスの考え方。 大衆心理というか数の暴力というか。商売や営業に関わる人間である以上、数字が全て。数字は嘘をつかない。という真理は必ず通る道。 通るどころか、新入社員やフレッシュのうち ...
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カネ儲けに関して、絶対に原則を破るようなことをしないユダヤ民族であるからこそ、いつ何時でも徹底して数字に落とし込んでいるのだと思う。
常に数字に落とし込んでいく習慣が商取引でも当たり前のように発揮され、結果さらなるお金を生む。
値踏みすることや交渉する事はけっしてイヤらしいことではない。
自分と現金しか信じないのだから、執着し増減を気にするのは至極当然のことなのだから。
お金儲けとは本来こういうことではないだろうか。
売価が上げられないなら、仕入れ値を下げる。
バランスを取りながら常にソロバンを弾き算出していく。
約束や義を大切にすることは最重要だが、頭の回転を早くし数字を理解した上で話す事が出来なければ薄っぺらいもので終わってしまう。
ましてやユダヤ商人を相手にした場合、あっさりとそれは見破られることだろう。
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第3ヶ条【生活の中に数字を持ち込め】具体的に表現し数字に強くなる必要性【ユダヤの商法/藤田 田】
数字への強さを磨く。 商売人であれば、数字に強いということが、必要不可欠な要素である。 100円で仕入れたものに、3割の利益が出るように売価設定をしろ。 商売人であれば、すぐに算出する事が出来るだろう ...
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変わらないものは現金だけ。
例えば、商売が順調でこのままいけば、一年後に億万長者になることが確実だという男がいたとしても、ユダヤ商人が信用する事はない。
なぜなら、明日その男の一身上に異変が起こらないなんて保障はないからだという。
「人間のみならず、社会も自然も毎日毎日変わっていく」
これはユダヤ教の神の摂理であって、ユダヤ人の信念だそうだ。
当てにならないものを信用する事はけっして無いのである。
信用できるのは、自分と現金。
やはりこれは基本的にもつべき姿勢なんだと思う。
しかし、現金の相場が崩れない。という保証はどこにあるのだろうか・・・。
迷いの森に入り込みそうなので、この辺りで本章は終えたいと思います。

意味は違えど現金払い一択
最後に自分の事を書き記しておこう。
悲しいかな信用情報がブラックな僕は、現在クレジットカードを所有していない。
これでよかったと思っている。
インターネット社会において、クレジットカードを持っていないのは、少々やりずらいところもあるが、それも黎明期の話。今や様々な決済方法が用意されているので、困る事はそう多くはない。
こうしてカードローンやクレジットカードの与信枠もない僕を「キャッシュで換算した場合。」
持ち家のマンションを除き、財産などありはしない。あるものは、現金と自分のみなのである。
裸一貫に近い状態の僕は、今まさに這い上がっていくチャンスの場にいるわけだ。
ゼロどころかマイナススタートだけれども、ここから俺は発展してみせる。
その為に、ユダヤ商法について掘り下げているのだ。
信じるものは現金と自分だけといってもね。
家族や子供を大切にしている事はユダヤ人と同じだ。
日本人としてどうなのか。
「すげぇ日本人がいるぞ!」
こう言わしめる為には、いい加減、島国根性から脱却していかなければ、どうにもならないだろうよ。
必然的に現金主義しか選べないけれど、そういう意味ではない事を理解した。
彼らが思うように明日どうなっているかなんて分からない。
だからこそ今この瞬間を好機と捉えなくてどうするのだ。
何かしてから寝ろ!ギャランでした。
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藤田 田「ユダヤの商法 世界経済を動かす」目次まとめ 書評と自己分析と解釈。
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本記事の執筆者は私、ギャランです。
言わずと知れた芸能人より芸能人。
中学受験・高校留年・就職・起業・出戻・結婚・離婚・再婚・愛娘の死・個人民事再生・不妊治療etc...
経験してから我がを知る。
バカは死ななきゃ直らない。なってみやがれこのバカに。
『パパの子どもで良かったな!』
いつまでもこう言われ続ける親父を目指しています。
オリジナルレイクスタとは僕の事。