言った言わないで揉める取引
営業活動を行なっていると、よくあるのがこれ。
【言った言わない】で揉めるやつ。
在庫があるだの無いだの、いついつ納めるだの出来るだの出来ないだの。
中間業者として間に入っている以上、双方の言い分を理解しながら進めていくわけだが、どうしても起こるもの。
記録として証拠を残す為に、メールや書面でやり取りするのが定石だが、急ぎの案件や、月末の数字に追われている時などに横着をしてしまい発生する。
そもそもがいい加減なやり取りしかできない人も中にはおられる。
単価と現在庫と納期の事を聞いているのに、単価しか教えて貰えなかったりした時に、急ぎの場合についつい電話で確認してしまうのだが、その場で口頭で返事を頂いて先に進めてしまうと・・・。
『言ってませんよ。』などとあとになってから問題に発展する。
最低最悪の所業。
今回は僕が、大事な局面でやらかしてしまった。
個人はもちろん、会社の信用問題に関わるので、上司を通じて手を打ってもらってはいるものの、実際にどうなるのかは未知数のまま。
先方には素直に非を認め謝るのみ。
当然『どうしてこうなったのだ?』とキツクお叱りを受ける。
その後は【どう処理するのか】・・・つまりどこにケツを持っていき、どう納得してもらって解決に至らせるのか・・・。
落としどころについてを、こっちから聞いてしまうのは下策なので、本来は探りながら摺り寄せていかなければならないのだが、今回は向こうが条件を出してくれた。
あとはそれを叶えられるかどうかなのだが・・・現状は厳しいまま。
水掛け論で感情的になったところで収拾はつかないので、出来る限りの手を打ち続ける。
『確かにこう言ってたぞ!』と思う事は沢山あるものの、先方にとっては関係ない。
悔しいけれど、やらかしたのは紛れもなく自分。
投げ出す事無く、責任を負わなければならない。
今後に差し障る内容をどうまとめるか
今回の失態によって、他の得意先にも影響が出てしまっている状況・・・非常にまずい。
せっかく築きつつあったものが土台から崩れ落ちつつある。
あいにく、やらかした方は逃げ腰で、埒があかない。
本当に困ったものである。
こういう時に人間性というのは垣間見れるものなので、『結果知る事が出来て良かったな。』と思えるのはまだまだ先の話。
かといって恨むようなこともない。
全ては自分の不徳が引き落としたこと。
『あの時こうしていたら・・・。』今さら振り返り反省したところで、現状が好転するわけではない。
面倒でも、書面で貰うようにしておくべきだった。
急いでいようが、ちゃんと策を講じておけばよかった。
このように【言った言わない】の世界ほど、不明確なものはない。
それにしても、会社組織に属している以上、例え相手にどれだけ責任感があろうが、会社判断で身を引かれるケースも往々にして起こりえる。
こうなるともう手に負えない。
困ったものだ。
出来もしない事を『出来ます!』などと軽口を叩くほどクレイジーじゃねぇよ。
商売にはハッタリも必要だとか言うけれど、今がその場面じゃなかったことぐらい理解しているよ。
他のビジネスにも影響しかねない今回の失態。
どうにかして要望に応え、信用を取り戻さなくては話にならない。
WebShopでの小売経験から言っても、聞かれ確かめた上で『出来ませんでした・・・。』なんて回答は出せないんだよ。
今さらどうこうなるもんじゃない・・・。反省し打開策を練り打ち続けるしか道がない。

肝心な時こそ冷静に
こんな状況だからこそ冷静に。
最悪の状況に大慌てをしてはいるものの、おかげさまで気持ちは至って冷静である。
これまでの経験上、先方には十分に謝り、代替案を提案し、納得して頂くしか方法はない事を理解しているし、腹を据え覚悟を決めるしかないのである。
失った信用を取り戻すのは容易ではない。
それに、言った言わないの状況下で、しくじった方を責め立てたところで良いことなんて起きやしない。
これこそが【自分が悪い。】【自分も悪い】となれていない証拠なのである。
万が一【自分は悪くない】などと思っているのであれば、先方に謝罪なんぞ出来るわけがない。
【自分は悪くない】などと思っているのに、一体どこに誠意があるのだというのか。
起きた問題に対する後処理と対応については、冷静にしなければならないのだが、これからの事だってそうなのである。
【あの時こうしていればよかった・・・。】という事を決して繰り返してはならない。
初めて出会う人や、取引を行なう人もそうだが、これまでに実績がある人に対してもそうである。
お互いに気持ち良い関係を保つためにも、間違いが起こらないようにとことんまで策を講じ手を打っておかなければならないのだ。
反省もそこそこに取引はまだ終わっていない。
最後の最後まで足掻き続けてやる。
辞めるだのクソだのは、次の事。
下手な矜持がだけでは通用しないことは分かっている。
だが、目の前の障壁を避けて通るような人生はあいにく歩んできてはいない。
例えそれが【損をする性格】などと言われようが・・・。
ギャランでした。
本記事の執筆者は私、ギャランです。
言わずと知れた芸能人より芸能人。
中学受験・高校留年・就職・起業・出戻・結婚・離婚・再婚・愛娘の死・個人民事再生・不妊治療etc...
経験してから我がを知る。
バカは死ななきゃ直らない。なってみやがれこのバカに。
『パパの子どもで良かったな!』
いつまでもこう言われ続ける親父を目指しています。
オリジナルレイクスタとは僕の事。