調子のいい話
とある案件の話。
大量の在庫品を売りたがっているメーカーがいた。
自分も含めて営業マン達は自分の得意先へ売り込みをしていく。
値段がついた商品もあったが、メーカー営業マンベースでは決済が承認されない状況。
得意先へ送り、戻ってきた商品サンプルを整理している時に、声を掛けてきた代表。
『○○へ資料を付けて送っとき。教えたるわ。』
分かりましたと早速、再梱包して送付した。
翌日に、送付先から指値が提示されたようで営業マンを集める代表。
『値段ついたぞ。こうやってしていけよ。あとはメーカー交渉していくからギャラン試算せぇ。』
分かりましたと指値をベースに皮算用をしていく。
『この額面で通れば、ギャランが喜ぶ利益額になるから頑張れよ。びっくりするで。』
試算をして着地点を見据えていく。
営業ベースでは埒が明かないから向こうの社長を呼んでくれ。
メーカーの社長に来てもらい商談が始まった。
メーカー社長との交渉
メーカーの社長が来社し交渉が始まる。
細かい事は割愛させて頂くが、『こういう交渉の仕方もあるのか。』と勉強させてもらったものだ。
在庫=会社の資産という考え方を基に行われた商談なので、営業マン同士の交渉では難しいのが事実。
メーカーの社長を呼び付けた意味を知る事ができた。
その場で即決はせずに一旦持ち帰る事にしたメーカー社長。
その後、メーカーの会長も含んだ話し合いの末に、金額が出てきたそうだ。
出てきたそうだというのは、教えてやると言っていた代表が既に教える気などなく、僕には何も話さないから。
売り先に折り合いをつけて決着した模様。
僕の上司とは話をしているようで、こんな事を言ってきたようだ。
『○○円で全数一括で買える。○○円で売りがついた。どうする?』
僕の上司はあっさりとこう言いのけたそうだ。
『値交渉は全部社長がしたんで社長でいいんちゃいます?』
この話を上司から聞いた僕。
『どうでもいいですね。どうする?とか聞いてくる時点でダメでしょ。何が教えてやるわなんでしょうね。』
大きく頷き、呆れて笑っている上司。
『その代わり引き取りせなあかんらしいから、配車は、こっちでやる感じかな・・・。』
『売り先には、来週末入荷で伝わっているらしいですよ』
『来週末?知らんぞそれは・・・』
二人して笑いつもりだけしておく。
本人が自分でやればそれでいいし、それが当たり前。
個人成績で動いているからこんな事になるのだ。
支え合っている感じは全く無くて、それぞれが好き勝手に突っ走っているだけなのだ。

欲にくらんで大事なものを失っている
この話、別に数字がどうとかは本当にどうでもいいのだが、話が違う事に驚愕している。
ある意味『びっくり』させてもらう事が出来た。
もちろん利益ではなく行動ね。
本来なら会社に利益が出る事なので喜ばしい事なのだが、結局個人成績でしか見ていないので、素直になれない。
利益をチラつかせながら、下準備や処理は下々がやって、最終的に『どうする?』とか聞いてくんなって。
中途半端に教えて、肝心の最後の詰めの部分は分からないまま。
『こうやって決まったぞ。最後はこうしたんや。利益は俺が貰う。』
これぐらいのがよっぽど気持ちがいい。
なまじ期待だけ持たせな。
期待に応えるならこうだろ。
『こうやって決まったぞ。最後はこうしたんや。利益の分配はこうやって数字に反映させるからな。』
聞いてくんなってマジで。
この記事で書いている通りの事をあっさりかます感じ・・・期待を裏切らない。
→意味もなく多くの人の意見を聞いて期待させるのはダメ。そんなことをしてはいけない。
欲に目が眩んでいるのは誰なのか。
変わらず心が離れていく僕がいる。
裏切るとかそういうなんじゃなくてね・・・ダメだねこの感じ。
2年を待たずに・・・あるかもな。
飛び立たなくても飛び立つ準備を。
周到な準備が勝利を呼ぶ。
ギャランでした。
本記事の執筆者は私、ギャランです。
言わずと知れた芸能人より芸能人。
中学受験・高校留年・就職・起業・出戻・結婚・離婚・再婚・愛娘の死・個人民事再生・不妊治療etc...
経験してから我がを知る。
バカは死ななきゃ直らない。なってみやがれこのバカに。
『パパの子どもで良かったな!』
いつまでもこう言われ続ける親父を目指しています。
オリジナルレイクスタとは僕の事。