たった一品で素材のポテンシャルを計る。
ひらめちゃんと言えばチエちゃんの大親友。
ドンくさいノロマでグズな描写が多いけど、実は魅力たっぷりのイイ女。
溢れる才能を表に出してひけらかしたりはけしてしない。
凡人では計りきれない彼女の魅力は、大和撫子の奥ゆかしさを体現しているところにあるだろう。
このヒラメちゃん、自分の長所を惜しみなく発揮する時は人の為であることが多い。
欠点は武器に利用することだってできる才覚。
あのテツにさえ気を使わせるほどの才能を持っている隠れた最強キャラクターである。
そんな彼女のモデルとなったのはこいつ以外に考えられない。
(ヒラメちゃんが平目だからか?・・・こだわるな。)白身魚で存在感の薄い奴・・・とんでもない。
紛れも無く逸材なのだ。
個性の強いヒラメちゃんが才能を発揮する場所は用意出来ているのかい?
安かっただけやし!とか目ぼしいのが他に無かったから買ったつまらない魚。
こんなことを思いながら惰性で刺身を食ってんじゃねぇ・・・・秘めたるポテンシャルの高さを引き出すのはあくまで俺たち素材を手にした人間の役目なのである。
ヒラメの刺身 昆布締めの材料
- ひらめの短冊
- コンブ
- 日本酒
ヒラメの刺身 昆布締めの作り方
使う昆布はこれ。何でもいいらしいよ!残り僅かなんで全部使います。

酒で表面を湿らせていくわけだけど、丁寧にする・・・とかはメンドクサイので荒業調理を試みます。
使う酒は今日はこれ。
長野県にある遠藤酒造場製の氷冷熟成酒『渓流朝しぼり 出品貯蔵酒』限定酒らしいですが、密かに毎年買っているお気に入り。アルコール度数も20度とちょい高めだけど呑みやすいお酒でございます。
リカーマウンテンがプッシュしている酒蔵さんみたいで比較的手に入りやすい。
新聞紙に包んだパッケージなので手土産なんかにも丁度良くカッコがつきます。

もうね、メンドクサイからコップ酒に昆布イン!男の家庭料理だよ。

しばらく経つと酒が馴染んで昆布も軟らかく展開できます。

取り出すヒラメの短冊。美味しそうね。
『このままで良くね?』というのは封印して完成を目指します。

包む用にラップを用意し、先ほどの昆布で短冊を挟んでいきます。
昆布足りてねぇじゃん・・・そこまで気にしない事。

両面に昆布を敷き詰め、ラップで密封できたら、味をより早く染み込ませるために、重石をして冷蔵庫で寝かせます。
※今回はチャミスル マスカット瓶で代用。

寝かすのは4時間から1日程度、僕は明日の楽しみの為に1日寝かせます。
ひれ酒ならぬコンブ酒。
先ほどの昆布の旨みがとれたコップ酒を楽しみながら今日のところは調理完了の余韻に浸る。

一日寝かせた後はお待ちかねの実食タイム。
冷蔵庫から昨日のヒラメを取り出し、纏っているコンブを丁寧に剥がす。
ねっとりと糸を引く様子。イイ感じやな。


プリプリ感の変わりにコクが加わったような印象。
少々切りにくいが、包丁を入れていく。
昆布ももちろん食べられるので適当にカット。
皿に盛り付けたら完成だ。

鮨屋さんや居酒屋で気軽に食べているこのメニュー。
簡単だけど手間暇掛かっとるわ。
味は刺身のグレードが上がり熟成された高級品。
ねっとりとした歯ざわりはコクがあってリッチな気分を演出してくれる。
自宅なのに小料理屋さんに来たような擬似外食を演出してくれらぁね。
刺身なんでそのまま食らうのも最高なのは間違いない。
だけどひと手間を加える事で素材のポテンシャルを引き出すことが出来るってもんだ。
秘めたる才能はやすやすと見せることはない。
そんなヒラメちゃんの奥ゆかしさに舌をまいたギャランでした。
めんどくせぇ野郎は、いつも通り居酒屋さんでどうぞ!
本記事の執筆者は私、ギャランです。
言わずと知れた芸能人より芸能人。
中学受験・高校留年・就職・起業・出戻・結婚・離婚・再婚・愛娘の死・個人民事再生・不妊治療etc...
経験してから我がを知る。
バカは死ななきゃ直らない。なってみやがれこのバカに。
『パパの子どもで良かったな!』
いつまでもこう言われ続ける親父を目指しています。
オリジナルレイクスタとは僕の事。