飛び込み営業 電話アポイント編
ウチの会社では、新入りというか、卸売り営業が未経験の人でも頑張って切磋琢磨し仕事をしています。
未経験だろうが必ず数字が付くのが営業の世界。
売り先が少ないので飛び込み営業を主な武器に頑張っていはります。
50歳過ぎから営業畑に飛び込んできた勇気とガッツが持ち味の彼女。
会社の方針で商品A(リンゴにしよう)を売り込んでいく。
という事で、彼女は飛び込みの営業電話を掛ける。
『よいリンゴがありますがいかがですか?』
『・・・・・・。』
『失礼しました。ありがとうございます。』
頑張って何度も掛ける。
『よいリンゴがありますがいかがですか?』
『・・・・・・。』
『そうですか。御時間頂き失礼致しました。』
・・・・・・・・・。
熱意抜群だがなかなか思うように進まない様子。
ヒントは選択肢を増やす事。
年上のお方ですが臆することなくこう伝えてみました。
きっとそれだと『いる。いらない。』の二択ですよ。
断られたらそこで終わっちゃうんで、まずは自分の会社の事と手元のカードを小出しにしてみて、興味を持たれたらなら、それに応じて対応してみたらどうかな?
リンゴのタイミングであれば、提案すればいいし、バナナかもしれないし、メロンかもしれない。イチゴのパターンだってあると思うんだ。
僕は仕入れもしているけど、飛び込みの営業マンがこういう提案をしてきたら、話は聞いてみるよ。
と。そしてこう伝えた、
月間300万程の仕入れをさせて頂いているとあの商社あるでしょ。
あそこも最初は飛び込みだったんだよ。
上手くいくかは分からないけど、
切り出し方を変えてみたらどうかな。
僕の元へ飛び込みの営業を掛けてきたその商社の営業マンは、月曜の朝という忙しい時間に電話で飛び込んできてさ、最初は非常識だと思ったけどさ、『今会社の前にいるんです。少しでもお時間頂けませんか。』と言ってきたんだ。
個人的な出来事なら事件もんだけど、あくまで会社、ビジネスである。手ぶらで帰すわけにもいかないので、
『そういう事ならお話し伺いますね。』と玄関先へ、
非常識だと一発かまし、中にはいれず、話を伺った。
すると、謝罪の後『これがある。こういうのもある。是非取り扱って下さい。』とな。
興味を持った僕は、日を改めてもう一度来るように申し伝えた。
二回目の約束の日。もちろん怒りなんかない。通常の商談である。
『あの日は失礼な事を言い。申し訳なかったです。』
『こちらこそ突然訪問し申し訳ございませんでした。』
結果、商品の提案を頂き、今や月300万円の仕入れ、売上で400万を超える程度の仕入れ先様へと成長したわけである。
この前も、FAX複合機が経年劣化で調子が悪かったので、相見積を取り、フルオープンの競合の結果、既存メーカーの新機種って事で契約を結んだのだけど、その3日後、OA機器を全般に扱うとある会社から、
『経費削減に貢献させて頂きたく、複合機などはいかがですか?他社の条件には負けませんよ。』
と、飛び込みの電話営業を受けた。
僕はこう返す、『ちなみにどれぐらいの条件ですか?』
条件を聞くと、競合結果とほぼ同条件の話を最初から提案してきた。
『その条件なら土俵に乗っていたのですが、ちょうど3日前に契約を結んだところなんですよ。』
飛び込みの営業マンは残念がる。『そうでしたか・・・・』
僕はこう続ける。『ちなみに防犯カメラの取り扱いはありますか。』
FAX複合機で良い条件を提案してきた会社だ期待が持てる。別で探していた新しい防犯カメラの件を聞いてみた。
『ありますよ!全般取り扱っておりますので。』
良し来た。早速明後日の金曜日、7月3日に商談の約束を取り付けました。
僕は持ってきてくれる提案を楽しみにしている。
飛び込み営業マンは、月初の数字が取れるかもと期待が高まっているはずだ。
良い商談になるといいな。
結局、営業は人と人との関わり合い
なのだ。御縁を大切にする事がお互いにとって必ずプラスになると信じている。
破談する事も当然あるが、それは仕事にはつきものである。問題ではない。
お互いにこういう気持ちを持つ事が出来ればいいのにな。
やらされで電話を掛けてくる新人さんや売れないビジネスマンもいますが、
ほぼ100%見抜かれているからね。
一生懸命、商品の事、業界の事、商流の事を学び、実際経験する事によって、話す内容や、間の取り方。相手への思うやり、気の利いたサービス。そういった事に気が付く事が出来るようになり、叩き込まれていくんだと思う。
僕ももっともっと経験を積んで、スペシャルな存在になりたいと思う。
手持ちのカードを増やしていけば選択肢が増えていくのだ。
トラブルが起きた時なんかに顕著に出るよ。
結果、男前、女前に近づく事が出来るってもんだ。
ウチの飛び込み営業の彼女が最近こう言ってくれた。
『言われた通りにしてみたら話を聞いてくれ、売れましたよ!』
いやぁ良かった良かった。
『デートに誘って断れないテクニックみたいなもんですよ。』
なんて粋がって返答しておきましたとさ。
初の飛び込みネタは一時流行ったポケットバイブ。通称ポケバイ。
ラブホテルにさんざ電話かけて売り込んだ男。
やりゃなんとかなるもんだな。と思い出に浸るギャランでした。
本記事の執筆者は私、ギャランです。
言わずと知れた芸能人より芸能人。
中学受験・高校留年・就職・起業・出戻・結婚・離婚・再婚・愛娘の死・個人民事再生・不妊治療etc...
経験してから我がを知る。
バカは死ななきゃ直らない。なってみやがれこのバカに。
『パパの子どもで良かったな!』
いつまでもこう言われ続ける親父を目指しています。
オリジナルレイクスタとは僕の事。