借金の成り行きと絶望の淵

個人再生や債務整理を考える前に、借金の自己返済を目指すのは当然の事。
しかしお金に困っている人間というのは自己管理が出来ていない事も多く。
収入と支出のバランスをとることが出来なくなり、自転車操業で借金に借金を重ねて行き詰ってしまう事が多い。
見事に多重債務者の仲間入りである。
僕の借り入れ癖は、今に始まったことではない。
いつか落ちるであろう綱渡りの生活で、借りたり返したりを繰り返してきた。
良い時に全額返済をし、キレイになったところで欲に走り、またお金を借り。
タイミングで全額返済をするも、すぐにまたお金を借りていた。
この時点で、住宅ローンとは別に、リフォームローンや銀行カードローン。
その他サラ金などからの借入金は総額800万円を超えていた。
それでもどうにか返済を続けていた。
毎月18万円近いお金を返していたが、大きな問題が目の前に立ちはだかる。
業績不振による給料の減額。
この時は、事業が上手く行っておらず、代表との折り合いも悪くなっていた。
半期である9月を迎える際に給与査定が必ず入ると事前に感じ取っていた僕。
このままでは返済が滞る。
どうしたものか・・・・。
結果、無茶な賭けに出た。
※詳細は体験談の記事を書き上げた後に外伝として書き綴ろうと思います。
その賭けは、封印していた投機なのですが、こんな心境でやるものではない。
結果、投資という名のギャンブルへと成り下がり熱くなった。
そして見事に大金を失ってしまったのだ。
もちろん借りてきたお金である。
こうして借金だけが増え、1000万円を超える負債が残りお先真っ暗に。
給与は結局、三割以上の減額。甘んじて受け入れた。
結果、僕は今後の借金を返済していくあてが無くなりました。
嘘のない家計簿をつけ暮らしを見直す。
800万円近い借金があった時点でも生活や家計の見直しを行なってきました。
しかし、今回膨れ上がった借金問題解決の為の個人再生を行なうにあたり、
再生計画を作成する上で、家計簿の提出が求められますので、改めて見直すことにしました。
再生計画の家計簿では、減額されたあとの借金総額から返済金額を想定し、
最低限の生活費の合計を一家の総収入の合計と比較していきます。
収入が支出を上回ればOKですが、嘘は通じません。
※嘘は通じないと言っても、書くのは、意外とアバウトな数字で問題ありません。
弁護士さんが聞き取りを行ないながら、常識の範囲内でまとめてくれるからです。
個人再生の家計簿で気になる方が多いタバコなんかは正直に嗜好品と言うべきです。
後ろめたい気持ちがあるのなら食費に組み込んでおけって話。
結局は収入と支出のバランス。返済計画が認可されるかどうかがポイント。
支払いが難しい場合は減らすかやめるかするべきです。当然の覚悟かと。
嘘がばれるのは、履行テストの時。
立てた計画に基づき、実際に数か月間生活を行ない、その生活ぶり(特に銀行口座の動き)を裁判所が確認します。
返済金額は指定された口座で積み立てていき、本当に生活できるかどうかを判断されます。
この時に不信なお金の流れがあった場合は『履行テスト 失敗』となり、この時点で個人再生の手続きは終わってしまいます。
三年間返済を続ける見込みがない場合に裁判所が個人再生を認め、各債権者に判決を言い渡すことはないのです。
元々エクセルシートに書き出していた家計簿の概要は下記の通り。
暮らしの固定費
- 住宅ローン
- マンション管理費
- リフォームローン
- ガス電気水道代
- コスモウォーター
- 電話料金
- 生活費
- 保育園料→給食費
- etc…………..
趣味趣向月々固定費
- ヤフージャパン
- アマゾンプライム会費
- BILL ITUNES COM
- レンタルサーバー
- etc…………..
保険月々固定費
- プルデンシャル
- 富国生命
- FDW富士生命
- アフラック
- 東京海上日動
- etc…………..
借金返済月々固定費
- 合計7社の債権各社
各項目の横に金額と引き落とし口座と引き落とし日を入力していました。
これらの支払いを、クレジットカード2社と2行の銀行を使い行なってきました。
返済目途の立たない再生計画案は認められない。
当たり前ですが、そんなものを裁判所が認めてくれるはずがありません。
確実に認めてもらうため、無理が起こらないように更に支出を減らす動きをとらなければなりません。
取り急ぎ、etc…..の項目を中心に解約を行ないました。
嗜好品の数々は不必要なので、子どもや嫁はんの楽しみは残した上で、最低限の暮らしをする事に。
保険内容も見直し、必要の無い保険は解約する事に。
積み立て系の保険を途中で解約してしまうと損がでますが容赦なく決断しました。
※結果、目減りしたとはいえ、まとまった額の解約返戻金を得る事が出来ましたので弁護士費用に充てるように考えました。
こうして更に支出を抑えた状態で完成した家計簿は、弁護士の先生との面談、打ち合わせの際に利用します。
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給料の振込口座を早急に変更する。
僕のように、給与の振込先口座の銀行から借り入れがある場合、
弁護士介入の知らせが届いた時点でその口座は凍結されます。
※口座が凍結された場合は、入金は出来るものの、出金や引き落としは一切出来なくなります。
=生活費が無くなります。
僕の場合は、前述の通り、メインで使っている給料の振込先銀行ともう一つの銀行からも借り入れがありました。
これら2行の銀行口座は前述の通り、給与の振込先だけではなく。
住宅ローンや保険料。
光熱費やマンションの管理費。
クレジットカードなど。
生活に関わるほとんどの引き落としに利用していました。
先生に言われた通り、残っている預貯金は全額引き出しましたが、必ず口座は凍結されます。
やらなければならない事の第一は、給料の振込先を変更する事。
幸い僕の場合は、複数の銀行口座を所有し、使っていない口座もありましたのでそれを利用する事に。
早速、会社の経理に振込先口座の変更を依頼しました。
バレたくない時の言い訳としては、
『メイン口座を変えようと思ってまして・・・手間ですがお願いします。』
これで十分事足りるかと思います。
社長や会社代表の承認が必要な場合は、この際トップにだけ申し伝えるのも手だと思います。
支払い引き落とし用の口座も全てを変更する。
最低限にしていったといえ、支払いを続けなければならないものがあります。
支払い用の口座は凍結されることが目に見えていますので、この機会に全ての引き落とし先口座を変更します。
エクセルシートでまとめていた各項目の横に、順番にチェックを入れて変更の手続きを行なっていきます。
クレジットカードで支払いをしていたものは、代引きやコンビニ払いなど別の支払い方法を検討し手続きをします。
クレジットカードでのみしか支払い方法が無い場合は残念ですが諦め解約するしかありません。
公式サイトから出来るものもあれば、郵送での手続きが必要な場合などもあり、時間が掛かりますが全てに急ぎ連絡を取ります。
この際に、変更が間に合わず、万が一引き落としが掛からなかった場合の事も問い合わせていくと安心です。
督促状が届くものや、一定期間経過後、再度引き落としが掛かる場合など利用するサービスによって様々です。
僕の場合は、なるべく電話で話すように心がけました。
特に懸念される先に関しては、『恥ずかしい話、民事再生を行なう事になりまして・・・。』と正直にお話ししました。
平穏な暮らしを取り戻す為、人生をやり直す為に全力で最善策をとっているのだ。恥も外聞もねぇ。
こうして全てのサービスの支払い方法の変更し、家計簿の精査を行ないました。
次の準備は、必要書類を用意する事。これはまた次の機会にお話し致します。
個人再生をきっかけに生活を見直し、立ち上がる努力をする。
このチャンスを逃したらもう二度と家族で笑う事は出来ないと思え。
いつまでもヘラヘラしていられない。あの時の焦りと不安。
解決に向かっている今だからこそ落ち着いて振り返る事が出来ている。
あの時はとにかく必死で、無我夢中でした。
おかげさまで今がある。ギャランでした。
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借金問題で本当にお困りの方へ必要であれば。
※関西・近畿圏にお住いの方の場合
●京都(四条烏丸)に出向くことが出来る140万円以下の借金でお困りの方へは司法書士の先生を。
●借金の総額が大きく個人再生、もしくは自己破産を検討されている方で、大阪(北浜)へ出向くことが出来る場合は、弁護士の先生を。
それぞれ実際に僕がお世話になり解決に導いてくれた先生方を当然無料で直接ご紹介させて頂きます。
当生瓶ブログの問い合わせフォームよりご連絡頂ければと存じます。
※ご相談頂いてから先生方にその旨をお話ししますので必ずではない事予め御了承下さい。
関西・近畿圏以外の方から受けたご相談は、先生方の横繋がりを確認させて頂きます。
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本当に有益な情報は、生の声にしかないと思っています。
読んで頂いた記事は、当時「生の声」に救われた私の実話です。
おかげさまで私ギャランは画面の向こうで生きています。
少しでもお力になる事が出来れば幸いです。
本記事の執筆者は私、ギャランです。
言わずと知れた芸能人より芸能人。
中学受験・高校留年・就職・起業・出戻・結婚・離婚・再婚・愛娘の死・個人民事再生・不妊治療etc...
経験してから我がを知る。
バカは死ななきゃ直らない。なってみやがれこのバカに。
『パパの子どもで良かったな!』
いつまでもこう言われ続ける親父を目指しています。
オリジナルレイクスタとは僕の事。