ラフな格好が好きな自分
荷物の積み下ろしや唐突な作業があるのでラフな格好を好き好んで選んでいた。
会社にいる時はスポーツウェアに身を包み仕事をする。
営業に出る際などはスーツスタイルに着替えて対応するというやり方だ。
何年もこのスタイルで仕事を行ってきた。
相手にどう思われようが気にも留めていなかった僕は、自分の好きな楽な格好で仕事をしていたというわけ。
しかし、ここにきて『このままじゃいかんな。この格好は自分一人で仕事を始めたときにしよう。』と思い始めてきた。
実際に商談の席も増え、ZOOMなんかを使ってのWEB商談なんかも増えてきた。
第一印象って大事だよな。
明るい髪色にスポーツマンみたいな格好では・・・・トレードマークとかそんな話じゃねぇ。
これから成り上がる!のし上がる!っていうのにさ・・・マイナスに繋がりかねないワガママを先に貫いてたらなんにも変わらない。
これからはスーツスタイルでいこう!
営業マンみたいでいいやん!ってか営業マンだ。
営業マン風・・じゃダメ。
こちとらプロの営業マン。
物を動かしてなんぼの人間なんだから、それなりの格好をしよう。
事実、数字も奮わない状況。
日銭という名の自分の食い扶持を稼ぐだけでピーピー言っている。
現状を打破するためには自分を変えていくしかない。
【何かをきっかけにビジネスが大成功する。】なんて話を聞いたことがあるが、それをこちらから遠ざけている可能性がある事は全部潰していかないと。
髪型やら髪色やら服装でその人がどうのって決められないだろ・・・・という気持ちは変わらず持っているし、仮に見た目でどうこう言うような人がいたとしても、『古い考えだな。』っと一蹴していた自分。
今もその気持ちに変わりはないのだが・・・向き合うことにした。
初めての事である。
早速、嫁はんに言って義姉の美容院の予約を取ってもらった。
シルバーヘアを目指していたが、ビジネスマンらしく黒にするわ!と要望した。
服装もスポーティーさは取り払い、スラックスにカッターシャツに身を包むことを決意した。
※ちなみにいっておくが、HIPHOPを好んで聴き、オーバーサイズを着がちな、いわゆるB-BOYというジャンルにカテゴライズされる格好が好きな僕。
さすがに昔みたいに2XLのPRO CLUBのTシャツなんかとても着こなせないが、変わらずそういう服を好き好んで選んでいる。
たまにこんなことを言ってくる人がいる【系統変える?】
何を言っているのかよく分からない。
自分がカッコいいと思うものを選んで着ているのに【系統】ってなんだよ。
だいたい服は主張や文化だろ。
今回は営業マンらしくスーツスタイルを選んだというだけだ・・・・これにより好きな服がこれからどう変わっていくのかは分からないが、あくまでHIPHOP好きのお父さん。
根本的な服に対する考え方は変わらない。
自分の似合う服を、財布に厚さに合わせて好きに選んで着こなすよ。
今回は、リーマンらしく、というよりトップセールスマンを目指すべく、戦闘服をチェンジし、心構えから改めようとしたっていうだけの事。
訳の分からない英単語が書かれている服を着こなせるほどぶっ飛んだセンスは残念ながら持ち合わせていない。
安物のカッターシャツとスラックス
債務整理をした僕は特に後がない。
新しく事業を起こそうにも、先立つものすらない。
ここから脱し、自らで会社を興すには、弁済金とは別にまとまったお金を用意しなければ。
そうだ。
この先の未来の為にも、まっとうなビジネスでまっとうな金をしっかり掴み積み上げなければならないのだ。
夢物語の絵空事はもういらない。
まずは今いるところでのし上がる必要がある。
卸小売の営業マン、そして技術者として成果を挙げなければ。
ギリギリの暮らしの中で、自分を改めようと決心した僕は、泣けなしのお金を持ってイオンに出かけた。
『一番安いシャツとスラックス下さい。あとサイズ測ってもらえませんか。』
恥もくそもない。
見栄なんてとっくに捨て去っている。
教えてもらった寸法のシャツを買う。
下から数えて二番目のランクの2,800円の商品を手に取った。
スラックスに至っては2,000円。
とりあえずこれで回していけるだろ。
同じスラックスを2本と、冷感のレギュラーサイズのYシャツとスリムタイプのYシャツを一枚ずつ購入した。
いずれも形状記憶型で、自宅で洗濯してもしわ無し。
簡単なアイロンでさらにしわ無しでいけるってやつ。
あれこれ色やデザインにこだわるのはあとだ。
そのうちオーダーシャツを買ってやる。
それまでの辛抱だ。
紺色の安物のスラックスと安物の白いカッターシャツ。
なんでも結局は肉体美だよな。
最後は身体が仕上がっているかどうかだよ。
筋トレに精を出し始めていることもありとても前向きだ。
安物の戦闘服で、億からの収益をもたらすのだ。
気持ち新たに戦っていこうではないか。

服装と髪型を変えて引き締まる気持ち
今までスポーツウェアを決め込んで出社していた僕が、スーツで会社に行くと決ってこう尋ねられる。
『今日は外出ですか?』
イオンにシャツを買いにいく前の日に、試しに家にあるスーツを着て出社してみたのだが同じ事を聞かれた。
『イメチェンや!自分を変えようと思って・・・。』
無骨にこう答えてみたのだが、聞く人、聞く人みんな目を丸くしていた。
今日は、髪を黒く染め(厳密にはブルーブラックでそのうち色が落ちるやつ。)スラックスにシャツで決めた見たことの無い僕に出会うことだろう。
聞かれたら変わらず僕はこう答えるつもりだ。
『イメチェンす。』
短い単語の中に、僕は情熱を注ぎ込んでいる。
格好を変えただけでなにがどうこう・・・ってわけではないが、僕は本気で現状から抜け出そうとしているのだ。
そうじゃなければ、なけなしのお金で安物のシャツを買うことはないだろう。
急いでいるのだ。
『お金を貯めてからオーダーシャツを買うんだ!』なんてのは後の話。
そんなものは、見栄張りのノロマがする事であって、今選ぶべき道ではない。
自分を変えるためには、極端な選択をしてみるのも一つだと思っている。
明日からはビジネスマンらしい服装で取り組んでみるよ。
いつどこに呼ばれても恥ずかしくない。
例えそれがどれだけ安物だろうが関係ない。
今の気持ちこそプライスレス。
前より笑われることはなくなるかもしれないよ。
どうとでも勝手に言わせておけ。
ギャランでした。
本記事の執筆者は私、ギャランです。
言わずと知れた芸能人より芸能人。
中学受験・高校留年・就職・起業・出戻・結婚・離婚・再婚・愛娘の死・個人民事再生・不妊治療etc...
経験してから我がを知る。
バカは死ななきゃ直らない。なってみやがれこのバカに。
『パパの子どもで良かったな!』
いつまでもこう言われ続ける親父を目指しています。
オリジナルレイクスタとは僕の事。